2022年12月21日 DAISO 仙台マーブルロード店
寒くなりましたね。仙台の街中でも雪が舞っています。東日本大震災の時もこんな感じで仙台市内に雪が舞っていました。電気が途絶え、ガスもなく、そして水道も止まっていた。そんな時、私たちは暮らしの中で身近にあったグッズを活用してなんとか凌いだのでした。そう、特別な防災グッズではなく、あの時使ったのは身の回りにあったもの。それ、大切な事じゃないですか?
そこで、いつでも便利なものが手近な値段で揃うDAISO 仙台マーブルロード店で防災グッズを探そうという企画が、クリスマス直前で街中も賑わう12月21日に開催され、なおぷーさん、まいまいさん、ひーちゃんさんの3名にご参加いただきました。
震災の時には避難所に大勢の人が集まりました。当時も行政で生活物資を備蓄していましたが、ほとんどの避難所で、避難者へ十分に行き渡らない状態でした。避難するときは身の回りの物や食料など、必要な物は自分で持って行く。そのつもりで備えておくことが、今、大事な考え方になっています。
避難所に行けばなんとかなるんじゃないかと、つい思っちゃうんですよね。
避難所で一晩か二晩を過ごすイメージで「非常持ち出し袋」を作ってみてください。自分にとって、家族にとって、特に必要な物は何かを考えて用意するのがポイントです。それから震災では電車やバスが止まったので、何時間もかけて歩いて帰宅した人、そのまま近くの避難所で数日を過ごした人もいました。外出時には、最低限の必要な防災用品を携帯しておくと、こんな時に役立ちます。
防災コーナーに来ました。
紹介いただいたのはDAISO宮城(仙台)エリアスタッフSVの菅原さんです。
ミニトイレとかアルミの保温シートとか定番の防災グッズが揃ってます。他にも、地震の際に扉が開かないフックも、これも元はベビー用品ですが、防災用としても使用できます。
なかなかトイレを準備している人はいませんが、トイレはバカにできないんです。水が止まると、よくお風呂に溜めた水を流すというのを聞きますが、水が止まるということは排水管も壊れている可能性があるんです。そうすると汚水が漏れたり詰まって逆流も起きるので、排水管が無事か確認できるまでの間は、簡易トイレが有効なんです。
他にオススメする防災グッズは、耐震マットです。
これは最新式の両面テープが付いているタイプで、とても強力です。人気があるので在庫がすぐに無くなってしまうんです。粘着の強度や、耐久性で種類を選べます。
テレビの下に敷いていたマットがあったんですけど穴が開いてしまって。これなら丈夫そうですね。
震災の時にテレビが倒れないように押さえに行って、ダンナに「早く出ろ!」って言われたのを思い出しました。
レジャーのコーナーにやってきました。
まずオススメは折りたたみのタンクです。畳めるので普段は場所も取りません。
給水車が来た時に活躍しそうですね。
しっかり強度もあるタンクが売っているので驚きました。種類も色々と多くありますね。簡易的に水を入れておくものもありますが、500円(税込550円)のものは頑丈な作りですね。
他に非常時にも使えるもので、ランタンもありますね。
震災の時、人は明るい場所に集まってきました。
携帯の電気は出来るだけ使いたくないですし、ランタンは以前アウトドアショップでとても高い値段で買いました。
ヘッドライトタイプもあります。これも100円(税込110円)なんですね。両手が使えるって、何か作業する時に想像以上に便利だと思いますね。
シャンプーシート。お風呂に入れない時これは便利です。体を拭くボディーシートとかは前からあったけど、これは髪も洗えるってすごいですね。
絆創膏。カイロ。3.11の時も寒かったですよね。
アウトドアコーナーに来ました。ここでのオススメの品は?
飯盒(はんごう・メスティン)です。
震災後、しばらくスーパーやコンビニに商品が全然ないって状態が続きましたよね。普段通り買えるようになったのはいつ頃でした?
こんな経験から今、家庭で備蓄していてほしい食料などの量、一週間分なんです。一週間って聞くと結構、驚かれるんですけど、皆さんきっといつも、冷蔵庫の中にそれなりの食べ物はありますよね?
停電するとダメになるので、まず肉とか野菜などの生鮮食品から手を付けて、次は冷凍食品、あとは常温でも日持ちする乾物とかインスタントなどを食べるようにすると、今ある物で結構、一週間に近付いているんじゃないかと思うんですよね。
それに水とカセットコンロさえあれば、お米は炊ける。最悪ご飯とふりかけだけでも、一食二食は何とかなるでしょう。
そこでこのメスティンと固形燃料での炊飯が、ちょっとマイブームが来ているんですけど、簡単便利なんですよ。
(注:メスティンはサイズ(合数)により価格が変わります。)
固形燃料30グラムで、だいたいお米1.5合が、ちょうどあんばいよく炊けました。
これをキャンプ気分で試してみるとか。いいですね。
では、これから皆さんにお買い物をしていただきます。
今日は家に置いておく非常持ち出し袋ではなく、普段持ち歩いたり、職場に置いておく応急セットを選んでもらおうと思います。災害は自宅にいるときに起こるとは限りません。そんな時に役立つ応急セットを作ります。ただし、予算は1,500円以内、制限時間は20分!
ちょっと悩むなぁ。
ポーチに入れる方法のほかに、ボトルに入れるって方法もあるんですよ。型崩れしないし、濡れないし。アイデアですね。仕事に行く時などに持っていると安心な物を、いつも持ち歩けるようにコンパクトに、用意するってのがポイントです。
普段持ち歩くものなので、あんまり大きいと不便です。ということでカバンに入れられるコンパクトなものを作ってみました。
スミマセン。皆さんが店内の商品から厳選した防災グッズ。見せてください。
今回は冬の寒い時期に合わせて応急セットを作りましたが、季節が違えば内容はまたガラッと変わってきます。小さいお子さんがいれば、ちょっとしたオモチャを入れるもの良いかもしれません。この応急セットづくり、自分に必要なものを考えたり、お友達や家族と一緒に相談しながらチャレンジすることが実は災害への備えなんです。そう、これも「災害文化」の一つですよね、折腹さん。
参加いただいた、なおぷーさん、まいまいさん、ひーちゃんさん。
本日はご参加ありがとうございました!
【ご協力】
DAISO 仙台マーブルロード店
仙台市青葉区一番町3丁目6-7及慶ビル
※ご紹介した商品は売り切れの場合もあり、店舗によって在庫が異なります。
Copyright©City of Sendai All Rights Reserved.